お祝い花

胡蝶蘭の花が終わったらどうする?植え替えや次の花までの育て方ガイド

お祝い事でもらうことが多い胡蝶蘭
しかし、花が終わったらどうしたらいいのか悩みますよね。

胡蝶蘭の花の終了後に必要なのは、花がら摘みと花茎の剪定です。
この記事では胡蝶蘭の花が終わった後のケアを紹介していきます!

また、次の年にも胡蝶蘭を咲かせるための育て方や、植え替え方法も徹底解説!
肥料や水やりのポイントについても詳しく説明しています。

胡蝶蘭の花が終わったらどうする?

胡蝶蘭の花が終わったら必要になるのが、花がら摘みと花茎の剪定です。

花が終わった胡蝶蘭は、花がしおれて茶色くなってしまいます。
また、茎もしおれてしまい、元気な状態ではありません。

このままの状態が続くと胡蝶蘭の株自体が弱ってしまうことに…
胡蝶蘭の株を健康に育てていくために花茎の剪定をして、株をやすませてあげる必要があります。

花がら摘みと花茎の剪定について、それぞれリサーチしました。

花がら摘みの方法

花がらとは咲き終わってしおれた花のこと。
胡蝶蘭は一つの茎にいくつか連なって花を咲かせ、順番にしおれて枯れていきます。

ひとつの花茎についた花がすべて枯れるのを待つのはNG
花が枯れるごとに、ひとつずつ花がらを摘みましょう。

花がらは手やハサミで摘むことができます。
花びらだけでなく、花茎から分岐している茎から摘んでください。

花がらを摘むことで、胡蝶蘭の寿命をのばしたり、カビたり病気になるのを防ぎます。

花茎の剪定の方法

花茎の剪定のタイミングは、花茎についた花の半分くらいが咲き終わった時です。
3分の2ほど枯れたタイミングでもOK。

まだ枯れていない花があると、剪定するのがもったい気もしますが思い切って剪定しましょう!
そうすることで、次の開花につながります。

剪定する場所は、下から3~4つ目の節で切りましょう。
花がら摘みとは違って手では切れないので、しっかり剪定はさみを使用してください。

もし、葉っぱがしおれていたりと、弱っていそうな胡蝶蘭の場合は、花茎は根本のほうでしっかり切りましょう。

茎を短くすることで、胡蝶蘭の株を養生させることができます。

胡蝶蘭の花が終わった後の育て方のポイント

胡蝶蘭の花が終わった後は、花茎を切り取り株を休ませます。
しかし、茎を切った後も適切なお世話が必要です。

まず、切った後の胡蝶蘭は水やりに注意が必要です。
茎を切ることで水分の吸収力が低下するため、通常よりも少なめの水やりで大丈夫

土が乾いてから水やりを行い、過湿にならないように気を付けましょう。

水やりの際は、根元に直接水を注ぐようにし、葉や花に水がかからないようにします。

また、切った後の胡蝶蘭は肥料の与え方にも注意!
切った後の株は休眠状態です。
そのため、通常の肥料は与えないで栄養補給を控えることが大切です。

ただし、株が元気に成長している場合は、少量の液体肥料を与えても大丈夫!
過剰に与えないように注意しましょう。

花茎を切った後の胡蝶蘭は、日光の当たる場所に置くことが重要です。

胡蝶蘭は日光を浴びることで元気に育ちます。
ただし、直射日光は避け、風通しの良い場所に置くことがポイントです。

胡蝶蘭を二度咲きさせるには?

胡蝶蘭は花茎を切った後に、もう一度花を咲かせることがあります。
しかし二度咲きさせるには条件が。

  • 株が弱っていないこと
  • 花が咲き終わる前に花茎を切っていること

この2つです。
まず、胡蝶蘭の株自体が弱っていると、もう一度花を咲かせるパワーがありません。

花をつけるのはとっても大変。
葉っぱが弱っているような株は、花茎を短くカットして株をやすませてあげましょう。

そして、花が3分の1くらい残った状態で花茎をカットした元気な株。
花を咲かせ終わっていない、ということはパワーを使い切っていないということです。

株自体に元気があるので、残った花茎からまた茎が伸びて、二度目の花が咲きます

 

胡蝶蘭の植え替え時期と方法

胡蝶蘭の植え替えは、花が終わった後に行うのが一般的です。
花茎をカットし終わり、植え替えの必要な株は植え替えをしましょう。

胡蝶蘭は長い間同じ鉢で育てられることが多いため、根が詰まってしまい栄養を吸収しづらくなります。
そのため、定期的な植え替えが必要です。

植え替えの目安は、2~3年ごと
株が傷んでしまうため、毎年の植え替えは必要ありません。

胡蝶蘭の植え替えは、春か秋に行うのがおすすめです。
春は成長期であり、秋は休眠期ですので、どちらの時期でも行うことができます。

ただし、夏の暑さや冬の寒さが厳しい時期は避けるようにしましょう。

植え替えが必要な理由

胡蝶蘭は根が詰まってしまうと栄養が十分に吸収できず、次の花を咲かせることが難しくなります。
だから、適切なタイミングで植え替えをする必要があります。

胡蝶蘭の植え替えの時期は、花が終わった後の成長期に行うのが理想的
植え替えのタイミングは、根が鉢からはみ出してきたり、根が詰まっている様子が見られたら行うようにしましょう。
また、前回の植え替えから2~3年経っているようなら、それも植え替えのサインです。

植え替えは、新しい鉢に植え替えるだけでなく、根の整理も行う必要があります。
根の整理をすることで、根が詰まらずに栄養を吸収しやすくなります。

胡蝶蘭の植え替えの手順と注意点

胡蝶蘭の植え替えの手順は大まかに分けて3つです。

植え替えの手順
  1. 胡蝶蘭を鉢から出す
  2. 根のチェックをする
  3. 新しい鉢に植え付ける

それぞれの注意点や詳しい方法を詳しく解説します。

1.胡蝶蘭を鉢から出す

胡蝶蘭を鉢から取り出します。
根が鉢に密着している場合は、慎重に根を外します。

根が絡まっている場合は、根を切ることもありますが、根の健康状態に注意しましょう。

2.根のチェックをする

取り出した胡蝶蘭の根を洗浄します。

水にさらし、古い根や傷んだ部分を取り除きましょう。
古い枯れた根は、水にさらすと浮きます。

根を傷つけないように、優しく扱いましょう。

3.新しい鉢に植え付ける

新しい鉢に適切な培養土を用意します。
胡蝶蘭は特殊な培養土が必要なので、専用のものを使用しましょう。

新しい鉢に胡蝶蘭を植え付けます。
根を広げながら、培養土にしっかりと固定します。

根が露出しないように、しっかりと培養土をかぶせてください。

ただし培養土の入れすぎや、鉢への株の押し込みすぎに注意
そうすることで根が傷ついてしまう原因になります。

植え替え後の管理の注意点

植え替え後は、胡蝶蘭を日陰に置き、直射日光を避けます。
また、風通しの良い場所に置くことも大切です。

水やりを控えめに行いましょう。
根が弱っているため、水を与えすぎると根腐れの原因に。

また、新しい環境に慣れるまで成長が鈍ることがあります。
根がしっかりと張るまで、栄養分の補給にも注意しましょう。

まとめ

この記事のまとめ
  • 胡蝶蘭の花が終わったら花がら摘み
  • 花が3分の2枯れたら花茎を切る
  • 元気な株は二度咲きする
  • 植え替えは2~3年に1回、花が終わった後にする

お祝い品として人気の胡蝶蘭。
花が終わった後どうしたらいいのか悩みますが、しっかり手入れをすることでもう一度花を楽しむことができます。

株自体の寿命は50年以上。
この記事を参考に花が終わった後の手入れをしたら、何度も花を咲かせてくれるのではないでしょうか。